ロシアの侵攻はウクライナ以前から始まっている

ジョージア、さらには古くは日本の太平洋戦争時の北方領土も、そうである。さらに。中国国境でも、そして中央アジアでも、なかでもアフガンにも介入しているがここではタリバン勢力に押し返され、撤退。これから見ても、ロシアの戦略は平地の戦い、核攻撃をしやすいところには強いがゲリラ戦には弱いことがわかってきた。

 ウクライナの戦いも、空中戦には強いが、欧米の提供の迎撃ミサイルでやられている

地上戦でも、守る側の兵士の士気が高く、陸上兵力の人的・物的にも、押されがちである。そして市街地のゲリラ戦に弱いロシアは、占領したところを取り換えされている。

 そこでゲリラ戦に強い兵士、つまり傭兵(外人部隊)を導入し、打開を図ろうとしている。ところがウクライナ側にも、外国から志願兵がこれをうけてたつ形になり、南部の戦闘地域では一進一退の攻防になっている。

 そこでこの戦いを分析すると、ロシアは、侵攻、攻撃が中心で、ディヘンスが弱いのである。常にロシアの国土から戦時物資。兵器が搬入と補給がされて、兵力の増強も行えるし、制空権は確保されていないもののミサイル、ドローンなどでの攻撃はできる状況にある。

 それに対してウクライナは、やってきたロシアの動きを抑え、領地を守るための戦い。国土防衛の戦い。これは、自分の国が攻撃からまもる自衛のたのものでつまり、ウクライナにとってはディフェンスの戦いである。自然とロシアより愛国心は高まり、兵士の士気は高い。しかし、問題は、対抗する戦力がロシアにはかなわないので、EU・NATOから兵器。物資の提供がなければ戦えない状況に置かれている。

 もし、NATO・EUの一部の国が軍隊を派遣することと、さらにいま基本的にしていなロシアの国内の基地への攻撃になれば、情勢は変わることは明白である。本来、の戦略からオフェンスへ転換するとロシアとの国境をウクライナ側が封鎖する。ロシアの

ウクライナに攻撃している場所を殲滅すれば、ウクライナへの攻撃は止まる。しかし、

これができないのは「ロシアの核の脅威」と「第三次世界大戦への道」である。

核には戦術核と戦略核があり、戦術核がまずは使われる可能性があるが、これを使い始めるとあらたな核戦争の時代に突入し、規模の違いがあるものの通常兵器より大きな被害と放射能汚染を引き起こす。地球の放射能による汚染の危機を引き起こすことになる。つかわれないようにすることが望ましいし、使わせないようにすることである。

 つぎに世界大戦についても、第1次、第2次大戦の時とは違う、グローバル化した中ででは1国すべてのもの作っているのではなく、世界の国のネットワークで生産してい

るので、それが戦争により分断化することも起こるので、簡単には全面的な戦争にはなりにくい。だだ偶発的な極地戦の可能性はある。例えば、ロシアがポーランドウクライナのように侵攻したら、NATO軍は、ロシアと対峙する。

 中国が武力で台湾に侵攻したならここでもアメリカと中国の衝突がおこる。つまり、地域的な戦いになるが、日本がどうするのかは大きな問題でウクライナが他人事でなくなる。たかが台湾で、中国の問題であるが、日本は台湾を擁護するのか、中国との経済

関係を考えてどううごくのか。アメリカにとっても、日本の基地をこの戦いで使えるのか使えないのかで大きく戦術は変わる。日米同盟で動けば、アメリカとは運命共同体で、中国が日本の米軍基地、領海内外での航空機・船舶を攻撃することあり、それにたいして自衛隊は領土を守る観点から攻撃に参加せざろう得なくなるであろう。ここが

日本の危機の訪れになる時である。起こらないかもしれないが備えなくてはならないところである。