巨大地震・直下地震に湾岸地域高層ビルや高層ビルの危険性について

 高層ビルは巨大地震の長周期対策の出来てるビルは安全といわれている。その対策がされていないビルは危ない。一番問題は躯体は安全でも、室内構造が破壊されることでの危険性が考えられる。

 さらに一番の問題は、地下の地殻構造にあるので、注意することだと思います。ほんとうの岩盤について、調べてあるかです。岩盤の上にどのような堆積物があるのかも関係してくると思います。

 一般的に危ないと言われているところ、海の近くの埋め立て地、河川敷、河川の付近、旧河川の跡などの埋め立て地、湖沼の後の埋め立て地、元田んぼ、崖などの盛り土をしたところや傾斜地などには高層ビルを建てない、そのようなところに立っている高層ビルは購入しない方がよいと思います。

 便利さで住む場所の建設や購入はしない方はよいでしょう。きちんとハザードマップやその土地の歴史などを調べてから住むことが大切です。これは東日本大震災の時にも見られ、津波の発生の大きさを甘く見て、せっか20m級の津波に耐えられるようにつくられていた堤防があったにもかかわらず、そのような津波は来ないとの思い込みや生活の不便さから堤防の内側に建物を建てて、大被害にあった例もあります。

 いま一番心配されているのは、東京湾の湾岸開発に伴う、埋め立てに建てられている高層建物です。ゼロメートル地帯は水没の危険性があると思いますし、地下の構造物への浸水は当然のことですが、なにしろアメリカのニューヨークには高層ビルがあるのを見て、大都市空間の使い方として、理想的に考えるのですが、この場所は地震が起こらないといっていいところなのです。ご存じのようにアメリカの西海岸は日本と同じように地震が起こりやすいところです。東海岸のイメージでニューヨークと東京を一緒に考えてはいけないのではないでしょうか。なにしろ、東京は、高層ビルが建設されるようになってから震度7以上の巨大地震直下型地震の経験がないのです。一度経験しないとどうなるかがわからないのが現状なのです。

 ですから最近起こっている、阪神大震災熊本地震などの直下型地震東日本大震災のような巨大地震を参考にして防災を考えることが必要だと思います。

 なぜ、高層ビルの危険性としたのか、それはすごく安全のように紹介されていることに危機を感じて書かせて頂きました。備えあれば憂いなし・・・・