今、ベラルーシで何が起きているのか

ベラルーシのルカシェンコ大統領の動静がいろいろと伝わってくるが、重病説、健在である

報道もある。この事実は

ベラルーシの元外交官は27日、ツイッターに、ロシアでプーチン大統領と会談したルカシェンコ氏の体調が悪化し、モスクワの病院に搬送されたと投稿した。」

ベラルーシ国営のベルタ通信は28日のルカシェンコ氏に関する報道では体調に触れなかったが、29日午前に首都ミンスクでロシア中央銀行のナビウリナ総裁と会談したとする映像を報じた。 「ルカシェンコ氏の健康状態が疑われ始めたのは、今月9日にモスクワで開かれた第二次大戦の勝利を記念する式典の時だった。具合が悪そうな様子を見せ、一部の行事を欠席。帰国後も一定期間、公の場に姿を現さず、病院で治療を受けているとの情報も」流れた。

 それでも今月半ばに国内の空軍施設を視察する姿が公開され、下旬には再度モスクワを訪れたこともあり、健在ぶりが確認されたと見られていた。だが再び重病説が浮上したこともあり、しばらくは健康状態が疑問視されそうだ。  ルカシェンコ氏は1994年に大統領に初当選して以来、30年近くにわたり、ベラルーシで独裁を敷いてきた。  2020年の大統領選の際には不正疑惑が持ち上がったが、ロシアに支援を仰いで反対運動を弾圧した。  ロシアが22年2月にウクライナへの攻撃を始めると、ルカシェンコ氏はロシア軍がベラルーシ領からウクライナ北部に攻め込むことを認めた。一方で、ロシアからの圧力にもかかわらず、攻撃への参加は避けている。【モスクワ大前仁】を引用

大統領の健康問題が、情報として流れているところは、国内の反ルカシェンコ勢力の活動も、活発化していること、大統領も、ロシアの力で抑えてきているが、ウクライナ参戦が出来ないのはどうしてなのか。踏み切れば、国内の不安定化が避けられないからだと思う。本来、ロシアのプーチン氏の力を借りれなければもたない政権にこれ以上の重荷を背負わすことはできない。だから、基地の提供、核兵器の配備という、ロシアだけがやることには了解しているのかもしれない。

 このような中で、その権力の中枢のルカシェンコ氏に重大事態が発生すれば大変なことになる。政権が強ければこれらの事が洩れないようにできるが、内部の情報が洩れてきていることはベラルーシ国内ではすでにルカシェンコ政権の崩壊の足音が聞こえてきているのかもしれない。そして、そこにはルカシェンコ勢力の後継者対反ルカシェンコ勢力の駆け引きがおこっている可能性もある。すべて、これは憶測でエビデンスはないななしですが、これからウクライナとロシアの戦いの流れのなかで明らかになってくることなのかもしれない。でも、ベラルーシも、EU勢力に入りたい思いがある人達も多くいることは事実だと思います。